IT社畜犬くわっちょのはてな

青森の片隅で働く、フルスタックエンジニアに憧れる器用貧乏なIT社畜犬の遠吠え

青森で約一年働いて感じた事などなど

はじめに

この記事はIT地方エンジニア Advent Calendar 2018 23日目の記事です。

https://adventar.org/calendars/3086

2017年9月に東京から青森にUターンし、早1年が経過。 去年の年末に書いた記事が以下。 itdogkuwaccho.hatenadiary.com

その当時とは状況もいろいろ変わってきてますので、改めてまとめてみました。

各種ツールの導入はやはり遅れがち

自分達だけが使えても他の人、会社が使えるとは限らない。 Git一つとっても、外注先に出来る人がいないなんてしょっちゅう。 また、アナログなやり方を好む傾向もあるのでツールの導入は余程のトップダウン形式でないと進まない。

人が足りない。募集しようにも来ないか雇う余裕がない

賃金格差や客がいないとかあれど、本当に人を集めて維持し続けるだけでも一苦労。

特定の技術だけでは生き残れない

人がいないため、どうしても一人で見るべき部分が多くなってしまう。 そのため一人である程度は何でもできないといけない。 核となる一つの技術だけでなく、周辺の技術も必要。 ある程度無茶ぶりにも絶えれる力が必要。

地方でITが活躍するのは無理なのか?

無理ではないが人に依存しすぎる体制をもっと変えていけないと厳しい。 また、都会以上に「ITがそれだけでは価値を産まない」 サービスありきでITが価値を生むので、人月商売のようなものは生き残れない。 だからこそエンジニア自身の実力がサービスの質に非常に影響するので、都会以上に勉強が必要。

とはいえ

人が少ないのも事実......。 お客様がどうしても東京中心なので、リモートワークや企業の地方移転などが進まないと根本的には変わらない。 実際、毎週のように東京出張を繰り返す人もいるので東京一極集中が変わらないと一時的な対策にしかならないと感じる。

楽しいか?

一人でなんでもやってみたいという人なら楽しめる。 ただしその分やることは多い。

残業は?

22時になると大半の会社は閉まるので、東京のように23時24時が当たり前という事はない。 けれど、やはりやることが増えると残業が増える。 通勤時間が(場所にもよるが)短くなる分まだいいかも。

最後に

地方は確かに人が足りない。けれど、人を増やせばどうにかなるわけでもない。 東京で地方の会社の仕事をやって、希望する人が行き来できる仕組みを作るように、 柔軟に働き場所を変えられる仕組みを作っていかないと、いくら給料をよくしても来ない。

各地でリモートワークや技術向上などで色々と動きはあるようなので、 これからは地方同士のつながり、東京との連携をもっと強めていかないといけないと感じています。 まずは地方同士のつながりをどう作っていくかが今後の課題だと思っています。